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社長が日本の通称名を登録した理由は何でしょうか?

私の変更前の名刺を受け取った多くの方から「日本国籍を取得されたのですか?」とよく聞かれます。

答えは「いいえ、中国籍です。実はただ日本の通称名を使用しているだけです。

 

 

では、なぜ通称名を使っているのか、それと社名との関係は?

 

2022年に日本の通称名を使い始めた理由は、ネット通販時に個人情報が漏れるのを防ぎ、不要な迷惑電話を避けるためです。そして、最後に思いついた名前に満足し、通称名を正式に登録しました。目的は人それぞれですが、日本国籍を取得した人はそのまま日本名を使用しますし、自分の本名を公開したくない人もいます。下記、具体的にご説明させていただきたいと思っております。

 

ここからは、数十時間かけて考えた通称名の由来です。

 

(1)まず、使いたい「核心の文字」を定義しました。私の在留カードに記載されている名前は「高東升」です。入国管理局の規定では、日本国内で使える漢字があれば、その漢字を使用しなければなりません。そのため、もともとの「升」という字は「昇」に変更できず、意味も大きく異なります。見た目も違和感があるため、通称名には必ず「昇」に関連した文字を含めたいと考えました。ただし、必ずしも「昇」という字である必要はありません。

 

(2)次に、予備の核心文字として「正」を選びました。理由はもう覚えていませんが、「堂々と正々堂々とした人間でありたい」という気持ちから、名字に「正」の文字を入れるのもいいのではないかと考えました。そして、この2つの要素を並行して進めることにしました。

 

(3)次に、日本語の読み方に基づいて名字を考えました。例えば、私の名前は以前、日本人に「こうとうさん」や「たかいひがしさん」と間違って読まれることがありました。そこで、「たかい」という訓読みを使って名字を決めようと思いました。なぜなら「高」という漢字は「たかい」と読まれるからです。しかし、「高」という字を使いたくなかったため、「たかい」という読みを持つ別の名字を調べました。その結果、「高」という字を含まない「たかい」という読み方の姓は約10種類ほど見つかりました。

 

(4)その後、「核心文字」に基づいて名前を決めました。当時は、ぼんやりとしたアイデアのもと、実際に日本で使える名前を探していました。「昇」や「正」の意味を持つ名前を数百個ほど調べ、その中からいくつか気に入ったものを見つけましたが、まだ終わりではありません。

 

(5)ここが重要な段階です。選んだ漢字を組み合わせて、名前の画数や意味を評価しました。複雑なプロセスで、4つのサイトを使い、数十個の名前を判断しました。気に入った名前もいくつかありましたが、運勢が悪かったため、最終的に、さまざまな要素を考慮し、現在の名前に決めました。とても満足しています。

 

(6)結果として、「鷹居(たかい)」と「高い(たかい)」は読みが同じで、「正昇(まさのり)」と「東升(とうしょう)」は元の中国名と意味が似ています。また、「昇」という字を補う形になり、「正」という字は「正直」や「正しい」という意味が込められています。この「正」という字は会社名の核心文字としても使われ、会社の理念を設定する際のベースとなりました。

 

 

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。

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